薬剤師は昔から供給過多になると言われていたのですが、10年経っても15年たっても相変わらず不足している状況が続いています。
そうした薬剤師不足の背景もあり、薬剤師向けの転職サービスが近年乱立され、質の良い物から悪いものまで玉石混交といった事態となりました。

薬剤師の転職サービス数を数えたところ、200前後にも上り、異常な事態と言えるでしょう。

なお、こうした背景には、調剤薬局やドラッグストアの数そのものの増加に加え、それら店舗での薬剤師資格者の需要増からくる人手不足が挙げられます。

一方で、薬剤師の職業としての花形である製薬会社等の企業内における研究開発職等はむしろそこまで増えておらずといったところです。病院薬剤師の需要も変わらずで、入るのは比較的難しい状況です。

そのため、メインどころは調剤薬局とドラッグストアというのが現実です。

特にドラッグストアは薬剤師目線で見ると昔は不人気な職場でしたが、現在では働き方に融通が利くほか、キャリア的にもそこまで悪いものではなくなっているので、人気とまではいきませんが一定の需要がある職場となっています。

このような市況の中で薬剤師が転職を考えた際にどのように転職サイトを選んでいけばよいのか見ていきましょう。

薬剤師の転職サイトに関する情報は左記、薬剤師の状況については薬剤師会(左記)等の情報を利用しています。

なお、ここでは実務的なスキルよりもキャリア的な視点での記載が中心となりますがご了承ください。

薬剤師の職場が増えすぎたことにより転職サイト選びも大変になった

薬剤師の転職サイトの数は数百以上にものぼることを先ほど記載しましたが、薬剤師の転職先である調剤薬局を見てみると、その数は6万近くにもなります。
コンビニの数も6万件近くあるのですが、コンビニの数を抜いたことがニュースになった時期もあったので、現状コンビニより数が多いと言えるでしょう。

そして、例えば調剤薬局一つとっても6万近い数があるということで、その一つひとつで職場の環境やどんな雰囲気なのかといったことは大きく変わってくるのですが、働く側としてはそうした店舗の詳しい情報を知りたいと思うわけです。
ただ、転職会社側も世の中すべての求人している薬局の詳細情報を取得することは無理で、どうしても得意な地域・領域・グループ企業等が出て来てしまいます。
その結果、隙間を縫う形で別の転職サービスが登場し、補完しあう形で薬剤師向けの転職サービスが乱立されることとなるのです。

適度な数であれば悪いことではないのですが、いかんせん増えすぎてしまったが故に、薬剤師が転職しようと思った際にそもそも転職サイトの数が多すぎてどれ登録すりゃあいいのかわからないぞ、となってしまうわけです。

そして比例するように薬剤師の転職サイトを解説するサイトというのも年々増え続けており、おすすめの転職サイトを紹介しますといったものの数も膨大になり、それぞれいろんな理屈でおすすめしているので、どれを参考にすればよいのかわからないということとなります。

ただ、情報にあふれる現代社会ですが、薬剤師が転職しようと思った際に利用すべきサイトというのは2,3個ぐらいしか正直ないです。

それは具体的にどういったものになるのか見てみましょう。

薬剤師が利用すべき転職サイト

転職というとリクルートのサイトを思い浮かべる人が多いのですが薬剤師に関してはこうした大手ではなく医療業界に強いそこそこの規模の転職会社を利用すべきです。

そして、その中からどのように選べばよいかというと、各領域、つまりは病院に詳しいのか、薬局に詳しいのか、ドラッグストアのようなところに詳しいのか、はたまた製薬会社等の研究開発職に詳しいのかといった軸で見ていけばよいことになり、それぞれの領域のトップクラスの実績をおさめているところを利用するだけということになります。

わざわざ3社、4社も登録する必要はなく、気になる領域で一番実績が高いところを1つと、薬剤師の転職において総合的にバランスよく対応可能な転職サイトを1つの2つぐらいで十分と言えます。

そして、見極め方はすごく簡単です。

良く知らない(小さい会社)の転職サービスは利用しないということです。

薬剤師の領域においてはこれが正解です。
※必ずしも小さい会社すべてが悪いわけではありませんが薬剤師転職では辞めておいた方が無難です。

そして、まず総合的に最も良さげな転職サービスとしてはエムスリーキャリアといっても過言ではないでしょう。
医療業界に精通しているので、薬剤師も含めたこうした職種全般でおすすめであり、関連施設や病院など含めて非常に良い転職が実現できるかと思います。

その他では、調剤薬局なら日本調剤グループ、ドラッグストアならマイナビ薬剤師といった具合に各領域の転職サービスを利用しておけば転職という意味においてはほぼ問題無いかなと思います。

転職サイトを使わないという選択肢は?

転職サイトを使わなくても問題はありません。
ご自分で求人を探し、面接対策をし、書類作成を行い、面接日程調整を行い、待遇交渉を行い、、、、といったことができるのであれば問題ないです。

一番の問題は求人のサーチの部分になりますが、ここは求人を見ると数万件とか出てくるので、探すのが本当に一苦労です。

加えて非公開で募集している優良企業もあるので、そうしたものもしっかり見つけ出すことができるのであれば、利用しなくても良いかと思います。

ただ、個人的には利用するデメリットが無いので、使った方が良いと思っています。

非公開求人(正確には応募がたくさんきて面倒だからエージェント任せにしているなど)も多数あるので、良い職場を見逃さないためにも、利用をおすすめします。

利用を控えた方が良い転職サービスはあるのか?

薬剤師向けに関していくと、過去に問題を起こした転職サービス等は一定数あり、問題企業が無いとは言えません。
ただ、この企業は問題があります、とはこちらもかけないので、見極め方等は最低限記載しておきます。

まず、1点目は転職エージェントサービスを展開している企業であれば必ず厚生労働大臣許可を取得しており、番号を持っています。
ユ-11111111といった番号です。
厚生労働省の職業安定所などのサイトで企業名から検索できるので、怪しいな、と思う企業があったり、スカウトを受けたケースでは必ず調べてみると良いでしょう。
最近は減りましたが昔は免許ないのにやっている事業者は結構ありました。

2点目は、実態があるかどうかチェックすべきでしょう。
例えば住所で調べてみて、そこに本当にその会社があるのかどうか調べてみることです。
架空業者はあまり存在しない業界ですが、念のため見た方が良いでしょう。

3つ目が、あなたの悩みをしっかり聞いてくれて、それらに合わせた提案をしてくれる転職会社かどうかです。
小さなエージェント企業だと求人数が非常に少ないケースも多く、持っている求人に合わせて無理やりそこにあなたを当てはめようとしてきます。
そうした転職会社と接点をもっても何も良いことはありません。また、そうした企業が持っている求人は他の転職会社もちゃんと持っているので、そこを利用しないといけないということにはならないと思います。
したがって、あなたの希望に合わせて動いてくれる転職会社なのかどうかは見た方が良いでしょう。

もっとも、この3つ目は登録してみないとわからない事項ではありますが。

結局のところ、怪しいところにわざわざ最初に登録する必要はない、ということになります。

しっかりその企業のバックボーンを調べどういった強みがありその強みの根拠はなんなのか見極めて利用しましょう。

慌てず転職サイトを利用する

とにかく片っ端から登録してしまう方もいますが、まずは1つ登録して利用してみるのが良いかと思います。

それでそこだとちょっと合わないとか心配だということであればもう一つ加えてみるといった利用の仕方が良いでしょう。

カテゴリー: 転職

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